マイブームとまでは言えないけど、部屋をちまちまと片付けるようになりました。
以前からずっと片付かない部屋を眺めては溜め息を漏らしていたのだけど、せっかく時間があるんだからと思い、そろそろかなぁと重い腰を上げようとしたところに見たのがドラマ「人生がときめく片づけの魔法」。
正直なところ、出演してる夏菜ちゃんと速水もこみちくんの共演が気になったからなんだけど、見ているとドラマの内容自体に興味を惹かれまして。
内容は原案本やドラマのHP（http://www.ntv.co.jp/kataduke/）もあるのでそちらに委ねるとして、このドラマを見終わる頃に［片付けることで変われるかもしれない］という気分になったことは確か。
時期的に衣替えというイベントもあり、［ここは気合い入れてやってみるか］という気になれたのもタイミングとして良かったのかも。
かくして、ワタシの断捨離はスタートしました。

まず手をつけたのは洋服。
これは断捨離のセオリーに則ったものではなく、そもそもの大きな目的が衣替えにあったことが影響してます。衣替えというのは片付けるにはうってつけ。着なくなった服を整理しやすいというもんだ。
が、今までと同じやり方では当然片付かない。というか、片付かなかったから今に至るわけで、やり方を変えなくては意味がない。そこでドラマで見たやり方を参考にしてみることにしました。
まずは全ての洋服をクローゼットから引っ張り出す。とにかく全部。そして、それを仕分けしていく。ワタシは［着る・着（てい）ない・着たい・着るかも］に分けてみました。
［着る］→かなりの頻度で着ているもの
［着ない・着ていない］→サイズや服の状態が理由で着られない・着たいと思えないもの、一度も着ていないもの
［着たい］→すぐには着ないけど絶対手放したくないもの
［着るかも］→とりあえず保留して数日後に改めて仕分けするもの
ワタシの場合、迷うと作業の手が止まるので、あえて［着るかも］という枠を設けて時間を空けて仕分けし直す方法にしました。日を改めるとスムーズに決めることができる傾向にある、ワタシ独自のやり方。オリジナルです。
クローゼットに入れないと決めた洋服たちは全て処分することにしました。最初はオークションとかで小銭稼ぎもいいなぁと思ったりしたのですが、それでは絶対に片付かないと思ったので、今回は潔く「捨てる」ことにしました。時として、人間にはある種の潔さは必要だと思うんですよね。うん。
こうして整理整頓していった結果、クローゼットは自分でも想像していた以上に使いやすくなりました。ちゃんと洋服たちを帰るべき場所に帰そうって思うようになったので、散らかりにくくもなりました。

次に手を付けたのがアクセサリー。これは整理というより整頓の意味合いで、バラバラに置いてあったのを一ヶ所にまとめて、使いやすいようにしようってカンジで。それと一緒にメイク道具やヘアアイテムも整理整頓して、これらは関連するものとして近くに収納することにしました。これだけでも片付いたな〜という気になります。いえ、これまでどんだけ…というお声も甘んじて受けますけども。

そうして片付けてはいますが、まだまだ序の口。今後も大物が控えておりますが、一気に片付けるには体力がなさ過ぎて、あまりやり過ぎると大袈裟ではなく寝込むので、物足りないくらいのところで強制終了することを心がけています。
この強制終了で［またやろうっ！］と気持ちとやる気をリセット。しばし時をおいて再びどこかを片付けるというわけです。

ワタシは昔からとにかくモノをため込む習性があります。手近なところではレシートや領収書などの小さな紙類。通販で使われるダンボールに梱包材。買い物でもらった紙袋。着なくなった洋服はリメイクできるかも的なノリで。とにかく何でもかんでも手元に置いておきたい人。
でも、実際には持ってたところで使わないんです。使わないものを持っておいてどうすんだって話なわけです。
それに気づいてからは、躊躇わずにモノを手放すようになり、不定期ながらも片付けようと思えるリズムが出来てきました。大物ではなくても、例えば「あそこにある箱の中を空にする」とか、「ここに突っ込んでる紙類を処分する」とか、少しずつ少しずつ。それでも片付くとやってる実感も持てるし、気持ちも多少スッキリするもんです。

それと同時に必要以上にモノを手に入れようと思わなくなってきました。手にする前に考えるんです。そのモノが導かれる先を。同じものや代わりになるものが既に手元にあるのではないか。本当に必要なものなのか。じっくり吟味することが増えました。
もちろん、勢いで手に入れるモノもあります。ときめくモノは即買いです。ブイロクのCDやDVDは大人買いですしね。

必要な時に必要なだけモノを手に入れ、不要になったら速やかに手放す。
このリズムが続けばスッキリした生活も夢じゃないのでしょう。
ワタシの場合はまだまだゴールが見えませんけどね。