|かりんの2013年[映画な話]

今年公開された映画で観に行ったのは2本。
本当は他にも数本観たい作品があったのですが、結局観に行かなかった…。

【図書館戦争】
本を焼き払うシーンとか胸が痛くなる部分もあったけど、本を守ろうと戦う図書隊員の姿に感動。
師弟愛、同期の友情、守るべきものを精一杯守ろうとする使命感や責任感。
自衛隊の全力バックアップでそれはもう迫力ある戦闘シーンが満載なうえ、堂上と郁が想い合ってる雰囲気にもキュンとさせられて。
ひとつのストーリーにいろんな要素が詰め込まれていて、スゴイ作品だなぁと思いました。
『図書館の自由に関する宣言』
恥ずかしながら、この宣言の存在をこの映画を見るまで知りませんでした。
「図書館戦争」の世界が現実のものとなる可能性がないとは言い切れない。
この映画を観て、こんな漠然とした不安を覚えたのが正直なところです。
今の図書館は活字媒体以外にも多くのメディアを所蔵している場所。言論・表現・思想の自由を包括している場所と言っても過言ではないと思うのです。
その自由をワタシたちが自由に手に入れることが出来る、物事を自由に知ることができる場所だと思うのです。
図書館はずっと自由が守られる場所であってほしい。多くの人の自由がやり取りできる場所であって欲しい。
そんなことを感じました。

【すべては君に逢えたから】
ワタシはどっちかというとラブストーリーは苦手な方で、あまり観に行くことはないんです。
それでも観に行きたいと思えたのは、東出昌大くんが出演していたからで。ハマるとはこういうことなのですよ、うん(笑)。
もうひとつの理由は群像劇だということ。出演していた人全員が主演であるという前提があったからです。
恋人未満から恋人になる瞬間、恋人から結婚への道が開かれる瞬間、親と子の信頼が生まれる瞬間、会えなくても思い合えると知ることが出来た瞬間。
別々のストーリーの端々が少しずつ絡み合い大きな物語となる面白さ。
それぞれのストーリーで人物や背景が丁寧に描かれていて、全てのエピソードに違和感なく感情移入できる贅沢さ。
全編に渡って心地良く観ることができました。
ワタシが最も泣かされたのは「二分の一成人式」のラスト。男同士の約束シーン。泣きました。
ワタシの中で好きだなと思ったのは「イヴの恋人」のストーリー展開。こうきたか!という驚きがありました。
ワタシがイチバン感情移入したのは「遠距離恋愛」で展開する男女関係。なにげない日常の中にある愛おしい気持ち、離れて生活することの不安や淋しさ、相手のことを突き放したくなるような面倒な気持ち。恋人同士という間柄に限らず、人間関係の中で生まれる多くの場面が描かれていたという印象を受けました。最後の方で、拓実が雪奈に対してかなり積極的なのがビックリでしたけどね。
この映画は東京駅開業100周年記念ということで、JR東日本による全面的なバックアップにより使われた新幹線もE5系。個人的にJR東日本の新幹線に萌えどころを見出せないもので、そこだけはどうにもハマりきれなかったんですけど(苦笑)、それ以外の点は本当に気持ち良く観ることができて、久しぶりに観たラブストーリーがこの作品で良かったなぁと思いました。

来年も観に行きたいと思う作品が既に数本あります。いい作品に出会えるといいなぁ。


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